ダイバー

僕は暗いところがすごく好きです。
風呂はいつも真っ暗で入ります。自分の手も見えない暗闇の中で湯船につかっているとなんとも気持ちがいい。
夜の散歩も好きです。
町中ではなくて山の中とか海辺とかの方が好みです。(たまに危なかったりするのですが)


何でこんな事書いたかと言うと何となく同じような事をいっている気がする2つの記事を読んだからです。
1つは中沢新一の「アースダイバー」、このタイトルはネイティブアメリカンの神話から来ているらしく、もともと世界に海しかなくて、動物たちは陸をつくるため海の奥底に潜ってそこから取ってきた一握りの土から陸地をつくったそうです。
もう1つは、山田ズーニーの「おとなの小論文教室」、最近の記事の中で話していて面白い人は、会話なのかで自分の中に一度潜ってそこから答えを見つけ出してくる。というような事を言っていました。


共通しているのは大切なものを深い闇の中に潜って探り出してくるという事だと思います。僕が暗闇が好きなのも何だか暗い中にすごいたくさんの可能性がうごめいているいる気がするからです。そういう意味じゃ最近何だかどこも明るく透明になってきて、怪しい暗闇みたいなものが減ってきているような気もします。


この話に合う写真を探してみましたがありませんでした。写真で表現できないというのもポイントかもしれません。