人は見た目が9割

話題の新書を読んでみた。


キャッチーなタイトルではあるが、中身は非常にオーソドックスなコミュニケーション論になっている。コミュニケーションの中でも本書は「ノンバーバル コミュニケーション(言葉以外の伝達)」について書かれており、主に演劇やマンガからノンバーバルなコミュニケーションについて語られている。


著者の体験から書かれているものが多いので、内容も抽象論に陥ることなく実践的でおもしろい。ただ、新書であるから仕方がないのかもしれないが、全体的に論が大雑把でもう少し、詳しく書いてほしいと思うところがいくつかあったのも事実。


そういえば、僕の周りでも単語も文法もメチャクチャなのに何故かちゃんと通じる英語の使い手という人がいる。でも話す言葉の内容が、対人コミュニケーションの7%であとは表情と、声の質や話し方に依っているとすれば、例え全く言葉がわからなくても9割がた通じてしまうということになる。

ホンマカイナ?