社会資産としての住宅

ふと思い出した.
以前、docomomoの関連シンポジウムで社会資産としての住宅という話があったことは日記にも書いたと思うけど、気候ネットワークの浅岡美恵さんが同じことを言っていた。


環境問題に於いてなぜ欧州諸国の方が進んだ取り組みができているかと言えば、この問題は彼らにとっては1世紀前から続く問題であり、そうした中で自分たちにとって何が幸せなのかということを、経済的発展ということ以外にきちんと見つけてきたからだ.一方日本はこれまで常に拡大を目指して突き進んできたため、経済規模を抑えたり、人口が減っていったりする縮小型の社会の中で漠然とした不安を抱えるだけで、何が自分にとって大切なのか見つけられていない.その見つけられない最大の原因は今日の住宅状況にある.住宅寿命が一世代にも満たない社会と同じ家に三世代〜四世代にわたって住み続ける欧米社会とは大きな違いがある。それは精神的なものもあるが、現実的にも定年まで一定額の住宅ローンに縛られるという違いもある..住宅ローンを定年まで支払いつづけなければならないことを考えれば、たとえ環境のためと言う理由であっても収入を減らすことはできないだろう.


おおざっぱに言うとこういうことを言っていた。ではいったいどうすればいいのか?
経済的拡張と関係のないところでの自分の幸せとはなにか?
言いたいことは解るけど、なかなか現実的な解決策は見えない。
その前に僕は来年の生活費について現実的な解決策を見つけなくてはならないが、それもまだ見つかっていない。
自給自足に向けて今日はゴーヤの栽培をはじめてみた。