モダニズム

kentoida2005-05-05

大学に入って最初に解らなかった建築用語は「ポスト・モダニズム」だった。今一番解らないのが「モダニズム」だ。いろいろ調べてみたがその言葉がさすものは明らかに変化しているし、個人によっても使い方は随分と違う。ただ多くの建築家たちが「モダニズム」という言葉を使って自分の言説を作り上げてきたことは事実だ。それは、実現すべき理想であり、否定すべき過去であり、新しいアイディアのヒントであった。けれどその言葉もそろそろ寿命が来ている。何か新しい言葉が必要なのではないか。


などと言いたいところだがそんな事は半世紀以上前から行われている。僕はもう少し謙虚にその使われかたの変遷の様なものを追えないかと考えている。つまり時代ごとに「モダニズム」がさす内容を整理してみたい。そうすることでこれからのことがもう少し解るのではないかと思う。過去が見えていなければ未来が見えるはずもない。


写真は確かオランダの建築、まさしくウォーキングシティ
この写真を見ると「モダニズムとは」とか小難しいこと考えてもしょうがないという気分になってくる。じゃあ、やめるかというとそうはいかん。