ブログの書き方

今日は一日研究室にいた。
特に大きな仕事もなく、研究室の仲間やら後輩やらと話している間に
一日が終わってしまった。楽しかったからよしとしよう。


と書いてふと今日は磯崎本を読んだ事を思い出した。
「空間へ」を読みきって「手法が」も少し読んだ。ついでに南洋堂で「建築の1930年代」も購入して、これも半分ぐらい読み終わった。こうして見ると一日で読む量としては十分な読書をしているし、読んだ内容について書く事も出来た。


何がいいたいかと言うと
ブログに書く内容って同じ一日でもどう書くかによって随分与える印象が違うものだなと思った訳です。つまりブログって更新頻度が高く、習慣化されているからさもリアルタイムで自分の行動や考えを正確にweb上にトレースしているような気になっています。でもそれはちょっと違って、書く内容は日々かなり意図的に選択され、かつ多少のデフォルメが加えられた内容を書いている訳です。とすると僕は自分をネタに使って巨大なフィクションをつくり続けているのかもしれません。(フィクションが正確に何を意味するのかはまだ説明できません。)


総務省の発表ではブログの利用者は約300万人。300万タイトルのフィクションがweb上で公開されている訳です。amazonの和書が50万タイトルだからその6倍です。「大きな物語」が終わったと言われたのは随分昔ですが今は無数の「小さな物語」が進行しているようです。


ここから建築を語れるとなんとなく批評家っぽいのだけど、そういうきわどい事はできませんな。