嗤う日本の「ナショナリズム」

上野千鶴子が、「この人は次の世代を引っ張る書き手になる」というような事を言っていたので
買ってみた。


まだ一度、ザッと読んだだけなので、よくわからない部分も多かったけどなかなか面白い本だった。
1990年代ぐらいまでを射程に入れた論考だったが、読んでいて改めて近い時代を相手にするのは大変だな
と思った。


例えば「第二次大戦について」とかについてであれば、かなり多くの論考が既に発表されているので
自分のスタンスは決めやすい。
既にあるものについて、それを深めるか、組み合わせるか
もしくは新しい問題点を探すかである。
どちらにしてもある程度の問題の枠組みのようなものはある。


ただ「ブログ」とかを相手にしようとすると、そうした議論の枠組みが
ほとんど存在しない。
まさに暗中模索状態で自分で枠組みをつくってゆくしかない。
そう考えるとつくづく大変だな〜と