暗いの大好き

昨日、一昨日で白州に行ってきました。
毎年恒例のダンス白州の準備です。

田中泯という舞踏家が徐々に知名度を上げてゆく中で周囲の人間たちは、自分たちのあり方を模索しているようにです。ダンス白州に来る人も期間も内容も大きく変化しています。

彼らの一番興味深い所は農業従事者でありながら舞踏をしているところです。「農業を通して自然との対話を行い、そのなかで感じたものを踊りで表現する」こうした言葉自体魅力的ではありますが、現実を見ると、いろいろ複雑なようです。そうした複雑さを含め、彼らが現実にどのような暮らしをし、どのような舞踏を行なうのかこの目でみたいと思い白州に行っているわけです。

僕が暗いところが好きなのは以前書いたとおりですが、そう考えるようになったのは白州に行くようになってからのことです。白州の夜って本当によくて、夜中一人で散歩してると、妖怪だか幽霊だかわかりませんが、いろいろなものが自分の周囲にいるきがします。その感覚はとても不思議でとても落ち着くのです。それから暗いところってけっこいういい場所なんじゃないかと思うようになりました。

思えば暗黒舞踏もまさしく闇をその名前に含んでいるわけで、泯が白州に来た事も何となく自分なりに理解で来たような気がします。

ながなが書いてしまいましたが
みなさん時間があれば是非ダンス白州を見に行って下さい。