感動してたまるか

六本木ヒルズ
何度言っても覚えられなかった「三丁目の夕日」を見る。
三丁目の自動車修理工場、駄菓子屋、飲み屋を中心に物語は展開する。テレビが家にくるとか、集団就職で工場に女の子がくるとか、その女の子が年末に実家に帰るとか、飲み屋に父親のわからない男の子がやってきて、駄菓子屋のお兄さんと暮らしたりとか、そのうちその子の本当のお母さんやお父さんが表れたりとか、駄菓子屋の兄さんと飲み屋の姉さんがちょっと仲良くなったりとか、その間にも東京タワーが出来上がっていったりとか


そんな小さな出来事が重なって一つの映画になっています。笑えるところも、泣けるところもあり、よくできた映画だと思います。役者もいいし、子役たちもイキイキとしていて素敵です。ただ一方で「それでいいのか」という気もします。うまく言えないのですが、話しが出来すぎているような気がしてしまうのです。「笑いあり、涙あり」の笑いと涙が計算され尽くされていると言うか・・・。極端に言うと「そんなにいい話の固まりみたいな町があってたまるか!」という感じです。


なんだかんだ言っても、思わず目頭を熱くしたのも事実ですし、きっといい映画なんだと思います。
(映画の後、杉本展へ、詳細は後日)