002 今夜、すべてのバーで (中島らも)

これまで、何冊か中島らもの本は何冊か読みましたが相変わらず素敵です。脳みそに靄がかかったような、気だるい雰囲気がつづきますが、それが妙に明るくて、明るい分だけ寂しかったりします。電車内で読みながら少し乗物酔いをしてしまったのですが、アル中のだるさってこんな感じなのかとか変な想像をしながら読ませてもらいました。僕は何と言ってもラストが一番好きです。唯一ナンクセをつけるとしたら表紙のデザインでしょうか。