004 cube zero

シリーズ三作目、cubeの管理人がついに画面に登場する。申し訳ないけど第一作が一番おもしろくて、二作、三作と続くにつれどんどん説明的になっているように思う。実はチェス好きとイラスト好きの二人組が管理人でそのうえに巨大な官僚機構があるというのはいかがなものか。正体不明のものは、正体不明なままがいいのであって、すぐに説明したがるのは人間の習性のひとつだろう。
以前読んだ本で、「人は名前が付けられない正体不明のものを本能的に恐れていて、何かおこると名前をつけて言葉で説明できるようにする」みたいなことが書いてあった気がする。

そういえば似たような設定で核戦争で同じシェルターに逃げ込んだ男女が疑心暗鬼のなか自滅してゆくという映画があったと思うんだけど何というタイトルだったか忘れてしまった。知っている方がいれば是非