911

僕にとっては一級建築士の学科発表の日ですが、
世界の多分多くの人にとっては「911」です。


あの日を境に世界は変わったといいますが、
僕の生活は、直接的な関係はあまり感じられないまま
6年が経ってしまいました。


何がどれぐらい変わったのか本当のところは
よくわからないけれど、「テロ」と聞けば911
思い出さずにはいられないし、
「飛行機でビルに突っ込む」
と聞けばやはり911を考えてしまうという意味では
確実に少なくとも僕は変わったと言えます。


こういう時にいつも思い出すのは
ジョン・ダワーの言葉。
「敗北を抱きしめて」はタイトルも好きですが、
確かその中で「8月15日がくるたびに日本人は戦争と自分の距離をはかる」
みたいなことを書いていました

敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人


911で何が変わったのか?
そんなことは人によって違う訳で、
さらにそれを言葉にするのも、簡単なことではない訳です。
でもまあ、自分の中で距離をはかり続けることは誰でもできるし
そうして、ズルズルと考え続けることが一番大切なことのような気がします。


じゃあお前はどうなんだと言われると
まあ、それはいつか気が向いたら書いておくことにします。