008 サブプライム問題とは何か

何かと話題のサブプライム問題を解りやすく解説。自分なりの理解をまとめると・・・


そもそも自分でお金を貯めて、そのお金で家を買えば銀行にお金をかりる心配はない。でもそうはいかないからみんな銀行からローンと言う形でお金を借りる事になる。借りる人は、もちろん自分が返せるかちゃんと計算するし、銀行もちゃんと払えるのかしっかり調べる。


でも、銀行もだんだん自分でお客をみつけて、ちゃんと貸した金を取り立てるのが面倒になった。そこでお客探しは不動産ブローカーにまかせて、ローンもまとめて証券化して投資家に売ってしまうことにした。そうすれば、銀行にはなにもしなくてもドンドン手数料が入ってくる。


ブローカーは、お金を貸した人が返そうが返すまいが契約件数で収入が決まるので、審査は当然あまくなる。審査があまくなれば当然銀行が文句をいうはずが、銀行はローンを証券化してしまっているので、証券がうれればそれでいいから、実際にちゃんとお金が返ってくるかは極端に言えばどうでも良くなってる。では証券を買った投資家が、ちゃんと審査しろと要求するかというと、住宅ローンは証券化され、分割され、組み合わされているので、もはや自分の買った証券が実際だれが借りたものなのかなんて突き止めるのはほとんど不可能で、AAAだから問題ないだろうと何もしない。


今までは、銀行がローンの利子をもらっていたところに、不動産ブローカーと投資家が入ってきて、人が増えたおかげで、みんなリスクに鈍感になってしまい、貸せば貸しただけもうかるからみんなドンドンお金をかすようになって、今まで見向きもしなかったプレライム層(優良顧客)のしたのサブプライムまでどんどんお金を貸すようになった。


でも、やっぱりサブプライムはプライムではないので、お金をちゃんと返せなくて、みんないっぺんにこけ出した。


というのが自分なりの理解。保険屋で働いている友人曰く、「借金するほどお金がない人が、返済できるわけがない」とのこと。そう言われてみればそんな気もしてしまう。