007 諏訪大社 下社秋宮 

二度目の訪問。歴史があるだけあってなかなかよい建築。気になったのは2つ、平面計画と御柱


平面計画について。動線は鳥居と神楽殿を直線で結んでいない。むしろ神楽殿をさけてそのまわりをぐるっとまわるように計画されている。
なんだかよくわからない不思議なものを見つけたとき、みんな近くまでよっていくけど、ある程度の距離に近づいたら、ぐるぐると周囲を回りながら観察を始める。諏訪大社動線にはそういう神秘的なものに対する興味と畏怖の混じった感情が含まれているような気がした。
なぜあのような配置になったのか? 御柱が軸になっているのか? 諏訪湖が軸になっているのか? 単なる増築の結果かなのか? きっと何か理由があるはず。それは多分、祭りの時に解る気がする。


御柱について。それが垂直に立ち上がっている姿が印象的だった。後ろの木々にとけ込んでいるようでもあり、それだけが非常に異質なもののようでもあり・・・うまく言葉にできないがともかく忘れがたい場面だった。