kentoida2007-07-10

最近、藤森照信の著作がとても身近に感じられることがある。


さすがに自分で家をつくるところまではいっていないけれど、
マンモスを食べていた頃まで遡って建築のはじまりを想像してみたり
柱の意味を考えてみたり、
気持ちとしては非常によくわかる。


もっと言ってしまうと、自分の書きたいと思っていた事を先に書かれて
ちょっと悔しいとさえ思う。
(漠然と書きたいと思うのと実際書くのとでは大きな差があるのですが・・・)


少なくとも2〜3年前までは、古建築には今ほど興味が無かったし
建築のはじまりなんてほとんど考えた事がなかった。
でも何で最近になって、天下の藤森先生に向って俺の書きたい事を
先に書きやがってなんて大それた事を考えてしまうかというと
やっぱり環境だと思う。


松本は山に囲まれている。
どんなに時代が変わっても、今自分の部屋から見える山の形は
何万年も前にご先祖様たちが見ていた山の形たいして変わらないはずだ。
なぜ自分が建築のはじまりなんて考えるようになったのか
はっきりした理由は解らないけれど、きっとそんなところが関係あるのだろう。
藤森さんは山一つ向こう側で生まれそだった。
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